楽し、はずかし

 レッスンでは時々、ビデオ撮影をします。テキストの対話表現をロールプレイしてみたり、スピーチをしたりして、その様子を撮影しています。学習期間の長い子どもたちは、もう慣れたもので、「ビデオ、撮るの?」 「じゃ、1回練習させて。」とまずは口慣らし。カメラを回しても、恥ずかしがらずに大きな声で話してくれます。ビデオ撮影の経験が浅い子たちは、やっぱり恥ずかしそうに小さな声。でも、習ったことを使ってみる、口に出してみることは大切なことなので、「えぇ~、イヤだぁ~。」がく〜(落胆した顔)という声にもめげず、続けています。そして、1年のコースが終わると、いくつか撮影したものを1枚のDVDにまとめ、渡しています。
 Kids-2では「天気」の学習のまとめとして、テレビの天気予報の場面を演じてもらいました。カメラに向かって、“Hello. My name’s Taro.”と挨拶した後、アシスタント役の生徒が、ホワイトボードに貼った世界地図のある国を指差しながら、“What’s the weather like?”と質問。お天気キャスター役の子が、“It’s sunny.”晴れと言って、晴れマークを貼っていきます。少し学年が上の子だと、“What’s the weather like in America?”と国の名前を入れたり、ニュースキャスター役を入れて、“Now, let’s check the weather. Hello, Taro.”とアシスタントに呼びかけたりして、より本物に近いようにアレンジもします。この撮影は、見ていて本当に楽しいのですが、子どもたちもやっているうちにノッてきて、だんだんと声が大きくなっていきます。DVDに焼くときは天気予報っぽいさわやかなBGMるんるんを入れたりして、私も実は結構ノッています。