レッスンの楽しみ

 日がだいぶ短くなってきました。レッスンを終えて子どもたちが帰る夕方ごろになると、涼しい風が吹き、秋を感じます。
 今日はKids1、Kids3のクラスで新しいユニットに入りました。それぞれ「動物」、「職業」がテーマで、1時間目のレッスンは新出語彙の学習です。語彙導入のレッスンでは毎回、子どもたちが単語を覚えてしまうスピードに関心させられます。絵カードを見ながら、発音を聞き、それをリピートするだけで、簡単に覚えてしまいます。私自身は‘昔’の英語教育、つまり文字を目で見て覚えるやり方で英語を覚えてきたので、耳から入るやり方がすごく新鮮です。
 Kids1の子はたった一つ”snake”に少してこずりました。何度口頭練習してもなかなか入らず、自分自身も歯がゆい思いをしているようでしたが、そのうち、カードに書いてある単語の最初の文字をフォニックスで、/s(サ)/、/s(サ)/と発音し始め、それを手がかりに思い出すことができました。「最初の文字はなんて発音するの?」と私が口を挟まなくても、です。フォニックスが何であるのか、小学1年生でもちゃんとわかってるんだと嬉しくなった瞬間です。s(エス)、s(エス)と言っていては、絶対に思い出せないのです。
 日々のレッスンでこうした子どもたちの成長が見られることが、レッスンをする楽しみの一つになっています。