CRAFT TIME
Kids1のクラスは、TPRがメインのレッスンでした。
TPR(Total Physical Response Approach:全身反応教授法)は英語教授法の一つで、ことばを動作と結びつけながら習得させる方法です。
Stand up.と言われたら立つ、Sit down.と言われたら座る、というように、英語での指示に体で反応することでことばを覚えていきます。
これは、幼い子どもが母語を習得する過程と似ています。
今日は、draw、color、paint、glueなどの動詞を、工作をしながら覚えました。
1.形のことば
circle、square、triangle、oval、rectangle、heart、star、diamond
手で形を作ったり、指で描いたりして言い方を覚えたあと、
袋の中にフェルトで作った形を入れて、手さぐりで探し出す
ゲームをしました。
2.動作のことば
鉛筆を持って”Draw.”と言いながら動作をして見せたあと、
子どもたちにも同じようにさせます。
円になって座り、道具を次々と手渡しながら、
動作とことばが結びつくように練習します。
ゆっくりしていると自分のところにいくつも道具がたまって、
大笑いしたりしています。
たまった道具を一つずつ、Cut. Draw. Paint.と言いながら
パスしていく時、ちょっとつっかえると
ほかの子たちが教えてくれたりして、
きちんと覚えているのがわかります。
3.帽子づくり
単語の練習が十分にできたら、いよいよクラフト、
実際に帽子を作ります。
講師がDraw a cirle. Draw a traingle.
Color the circle.と指示を出し、
それに従って帽子を作りました。
最後は、Put on you hat.
できた帽子をかぶって、みんなで写真を撮りました。
TPRのレッスンは、子どもたちが興奮気味で時に収拾がつかなくなりがちです。
そんな時も使えるのはやっぱりTPRで習ったことです。
Be quiet. Stand up. Walk. Run.と
以前に習ったことで目先を変えて、集中力を取り戻します。
TPRのレッスンは、子どもたちがいつも以上に生き生きとしています。
2016年2月18日