Enjoy Reading

Oxford Reading Tree(ORT)は、イギリスの多くの小学校で教科書として使われているGraded Readerです。

 

英語の音やリズム、自然な言い回しを身につけるためだけではなく、ストーリーを通して外国の文化や習慣にも触れられるようにと、シリーズで揃え待合スペースに置いてあります。

子どもたちは、レッスンまでの時間やお迎えを待っている時にぱらぱらと眺めたり、CDと一緒に借りて帰って家でゆっくり読んだりしています。

 

ORT (1)

 

小学1年生のMちゃんとSちゃんは、昨年教室に通うようになってから毎週1冊本を持ち帰り、今ではこんなにたくさん読み進めています。

 

ORT (2)

 

家で絵と文字を見ながらCDを聞き、音声を真似しながら声に出して読む練習をします。

おうちの方のご協力のもと、毎日練習して、毎回レッスンの最初に読んで聞かせてくれます。

 

おもしろいのは子どもたちが明らかに文字、単語を読んでいること。

もちろんレッスンで習っていない単語も、です。

 

例えば、外国語の歌など何度も聞いていると歌詞の意味など解らなくても、口ずさんだりできるようになります。

どこで単語が区切れているのか、それぞれどんな意味なのかまったく分からなくても、それらしく発音できたりします。

 

でも、本を読んでいる子どもたちは違うんですね。

文字を目で追いながら音声を聞くので、単語の区切りがきちんとわかっています。

その証拠に、文を読んでいてつっかかって止まってしまっても、その単語の最初の文字の音(これにはフォニックス学習が大いに寄与しているのですが)を思い出して、読み続けることができるのです。

 

また、絵本なので、絵を見て単語の意味をつかむこともできます。

特に、単語とイメージが直接結びつくことが大きなポイントです。

appleという単語が出てきたときに、「リンゴ」と一旦日本語に訳したりすることなく、直接🍎と結び付けることができるのです。

 

毎週1冊。

まだ20文にも満たないような短いお話ですが、コツコツと積み重ねて、確実に英語を読む力、話す力、理解する力がついてきています。