戦隊ヒーロー 何レンジャー?

新しくプライベートレッスンが始まりました。
来年4月に新1年生になるお子さんです。

 

小学校に入学すると新しい生活に慣れるまで大変で、そのタイミングで習い事も一緒に始めるよりは、ちょっと早めにスタートさせたいとのことで、この秋から受講開始となりました。

 

「はじめまして」の体験レッスンは、子どもにとって緊張するものです。
教室のドアを開けたらいきなり、”Hello! How are you today?” と英語で話し始める先生に、お母さんの陰に隠れるようにして小さな声で”Hello…”と返すお子さんもいます。
緊張している子には、幼稚園ではどんなことして遊ぶの?とか、今何か好きなおもちゃとかある?と聞いたりして、少しでもリラックスできるようにしています。

 

今回レッスンを始めた彼も体験レッスンでは恥ずかしそうにしていました。
好きなものを聞くと、戦隊ヒーローの人形だと教えてくれたので、「わぁ、いいねぇ!じゃあ、今度見せてね」と言ったのですが、それをちゃんと覚えていて、最初のレッスンにバッグに詰めて持って来てくれました。
その数、なんと10体!

 

“Wow! How many heroes do you have? Let’s count them together. One, two, three ….”
“What’s his name?”
(Heroの服を指さしながら)”What’s this color?”

 

しばし戦隊ヒーローを教材にレッスンをすると、ニコニコ笑顔と大きな声が出るようになってきて、そのあとも楽しそうにレッスンを受けてくれました。
そして、1から12までの数、What’s your name?–My name’s ~. How old are you?–I’m ~.などが言えるようになって、Goodbye!と元気よく帰っていきました。

 

年を経るにつれ、生徒の子どもたちとの年齢差が大きくなっていきます。
子どもたちの間で流行っているものは何か、どんなものに興味があるのかといったことにどんどん疎くなるばかり。
教えてもらった戦隊ヒーローたちの名前も全然覚えられません。
「この前言ってた、あれ、名前なんだったっけ? 歳だから忘れちゃったよ、へへへ」と子どもたちに聞くと、しょうがないなぁ、先生は…といった顔で教えてくれます。
今は冗談で「もう私もおばあちゃんだから忘れちゃった」などと言っていますが、そして、生徒たちはみんな優しいので「先生はまだ、おばあちゃんじゃないよ」と言ってくれますが、それほど遠くない将来に生徒のおばあちゃんの世代になるのだなぁと思っています。

 

その時が来たら…。

 

先生はおばあちゃんだけど、キャラクターの名前とか全然覚えられないけど、でも英語でわからないことを聞いたらなんでも答えてくれるんだ、と言ってもらえるように、これからも日々勉強。
がんばります!