2009年9月
子どもたちが通うこの地域の小学校は、今週末が運動会です。練習も佳境でしょうか、仕事をしていると風に乗って、運動会でお馴染みの音楽が聞こえてきます。教室でも話題にすることが多いのですが、そこは英語教室、もちろん英語を使います。Kids3で習ったばかりの”When’s the sports day?” から始まり、”Is it Sunday?”と曜日の質問。そして”Do you like running?” “Can you run fast?”など、これまで学習したことを総動員して会話します。習っていない単語はジェスチャーなどを使って理解させるのですが、文脈などから大抵意味が推測できるようです。
これだけのことが言えるようになったのだと子どもたちの成長を強く感じるし、子どもたち自身も英語が話せるようになっていることを実感できる体験なのではないでしょうか。
2009年9月15日
日がだいぶ短くなってきました。レッスンを終えて子どもたちが帰る夕方ごろになると、涼しい風が吹き、秋を感じます。
今日はKids1、Kids3のクラスで新しいユニットに入りました。それぞれ「動物」、「職業」がテーマで、1時間目のレッスンは新出語彙の学習です。語彙導入のレッスンでは毎回、子どもたちが単語を覚えてしまうスピードに関心させられます。絵カードを見ながら、発音を聞き、それをリピートするだけで、簡単に覚えてしまいます。私自身は‘昔’の英語教育、つまり文字を目で見て覚えるやり方で英語を覚えてきたので、耳から入るやり方がすごく新鮮です。
Kids1の子はたった一つ”snake”に少してこずりました。何度口頭練習してもなかなか入らず、自分自身も歯がゆい思いをしているようでしたが、そのうち、カードに書いてある単語の最初の文字をフォニックスで、/s(サ)/、/s(サ)/と発音し始め、それを手がかりに思い出すことができました。「最初の文字はなんて発音するの?」と私が口を挟まなくても、です。フォニックスが何であるのか、小学1年生でもちゃんとわかってるんだと嬉しくなった瞬間です。s(エス)、s(エス)と言っていては、絶対に思い出せないのです。
日々のレッスンでこうした子どもたちの成長が見られることが、レッスンをする楽しみの一つになっています。
2009年9月8日
昨日のTotsクラスでは、テーマが海の生物から地球環境、リサイクルへと発展していきました。5歳の子どもたちにはちょっと難しいテーマで、正直、扱うのをためらったのですが、子どもの視点で感じることもあるだろうとやってみました。
1時間目に魚たちが楽しそうに泳ぐ絵を見ながら、jelly fish、dolphin、sharkなどの言葉を覚え、前回はゴミがあふれる海の写真をきっかけに、「ゴミを拾う」「ビンを捨てる」「レジ袋をたたむ」などの動作の英語を勉強しました。
3時間目の昨日は、海や山の生き物たちのために「ゴミをゴミ箱に捨て」たり、「リサイクルし」たり、「木を植え」たりもできるね、ということを話し合いました。そして、まとめの学習で、街の絵の中のゴミがあふれたり、水が出しっぱなしになっている悪い箇所を探しだし、そこに正しい絵を切り貼りしました。切り株だらけの山のところに、木が生えた山の絵を貼ったYくんが「木がみんな笑ってるね」とぽつり。はっとしました。目や口が描かれているわけでもないのに、彼は木が喜んでいるのを感じとったんだなぁと、何とも言えないほんわかした気持ちになりました。
子どもの視点で感じることもあるだろう、ではなく、子どもの視点に私自身が感じさせられたレッスンでした。
2009年9月4日
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