2017年4月

 いろいろ

積極的な子、物静かな子、にぎやかな子、控えめな子。
子どもたちを見ていると、本当に十人十色、一人として同じ子はいないなぁと実感します。

学習のスピードもさまざまで、同じクラスで同じことを勉強していても、習ったことをすぐに使えるようになる子もいれば、じっくりと時間をかけて覚える子もいます。

あるいは同じ一人の子どもでも、学習内容や日によっては、今日はいつもより覚えるのに時間がかかったなということもあります。

 

特に幼い子どもによくあることなのですが、自分が知っていることやわかった答えを、まだ考えている友だちに耳打ちして教えてしまう子がいます。

講師の立場では、一人ひとりが(たとえヒントをもらいながらでも)自分で考え、答えにたどり着いてほしいので、そういうことがあると「あぁ~😞」という気持ちになります。

そして、それが何度も続くと「〇〇くんが考えてるんだから、答えを教えちゃダメだよ!」と言ってしまうのですが、言ってしまって「あぁ~😢」と自己嫌悪に陥ります。

 

「〇〇くんにも考えてもらいたいのに・・・」というのは、こちらの勝手な考え。

子どもは、お節介をしているわけでも、自分はわかっているということをひけらかそうとしているわけでもなくて、積極的に取り組んでいて、答えが出てこなくて困っている(ように見える)お友だちを手伝っているだけ。

悪気など、まったくないのです。

早く答えがわかったことを褒めてももらえないで、逆に叱られるなんて、その子にとっては理不尽でしかないですよね。

 

一人ひとりにじっくり考えさせたいのなら、それができる活動を考えるのは講師の責任。

当たり前のことなのに、時々忘れてしまいます。

 

週1回の1時間と限られた時間ではあるけれど、幸い少人数の小さなクラスで、また何年もお付き合いをさせていただく生徒さんがほとんど。

子どもたち一人ひとりの特性をしっかりとつかんで、レッスンしていこうと改めて思った日でした。

 

子どもの日ももうすぐです。

 

健やかに たくましく のびのびと

健やかに たくましく のびのびと

 

 

 

 

 

 

 

 Hey, Siri!

 

 

Kids 6のクラスでは、ある場所までの所要時間を尋ねる表現を勉強しました。

 

最初に、時間の長さを表すことば、year、month、week、day、hour、minute、secondを練習。

そして、家から学校に行くまでにかかる時間を、It takes ~.を使って言えるように練習しました。

次に、How long does it take to get to ~の質問を習い、

 

How long does it take to get to Shitoro Shopping Mall?

— It takes 20 minutes by car.

How long does it take to get to the nearest convenience store?

— It takes 5 minutes by car.

 

など、身近な場所について対話をしました。

 

最後はSiriと会話。

 

How long does it take to get to Tokyo Disneyland by car?

How long does it take to get to Chubu International Airport by train?

 

緊張して口ごもってしまったり、間違って言い直したり、ちょっと発音がまずかったりすると、Siriが無情にも”Sorry, I didn’t get what you said.”などと答えるので、すごく集中して練習できました。

そして、うまく通じた時の達成感。「やった~」と大喜びです。

「先生、私の英語の発音でもちゃんと通じてよかったよ」

 

Siri 英語の勉強にも使えますね😄

 

 

 

 

 

 

 

 imagination

子どもたちは真面目というか、素直というか、純心というか、大人のように「適当なことを言っておけばいいだろう」という打算的なところがないので、レッスンをしていてちょっと困ることがあります。

 

Kids6のレッスンで、間もなくやってくるゴールデンウィークや夏休みの予定について話しました。

以前に勉強した、予定を表す be going to の復習です。

 

“What are you doing during this Golden Week?”

 

「え~、まだ決まってなーい」

「どこに行くかお父さんとお母さんが決めるんだよね~」

「たぶん、どこにも行かない。『どこ行っても混んでる』ってお母さん、言ってたもん」

 

これでは練習になりません。

 

大人だったら、「本当は行かないけど、『京都』とでも言っておくか。英会話の練習だから、どこでもいいだろう」と考えると思うのですが、子どもは真剣、適当なことを言ったりはしません。

あくまで真面目に、本当のことを言います。

 

“I don’t know yet.”

“We haven’t decided yet.”

と言わせるようにしたりもするのですが、それでは be going to の練習にならないので、「じゃあ、行きたいなぁって思う所でもいいよ、本当だったらいいなぁって思う所で言ってごらん」と促します。

「ウソでもいいから」とは言いませんよ、嘘はダメって大人に言われているはずですし。

 

“I’m going to USJ.”

“I’m going to Disney Land.”

夢は大きく、”I’m going to Hawaii.” くらい言うかな?と思っていたら、

 

 

“I’m going to … 宇宙って何て言うの?”

!!!

もう一人の子は、”I’m going to … 過去。過去に行ってみたい!”

!!!!!

 

すごいですね、子どもたちの想像力。

USJ、Disney Land、Hawaiiなんて、自分の固い頭が恥ずかしいです。

 

でも、こうして何かを言えば練習になるし、新しい言葉も覚えることができるので、子どもたちをうまくのせて、たくさん話せるようにしていきたいなぁと思います。

思いもよらないようなことがでてくると、何より楽しいですし。

 

「ウソ」ではなくて、イマジネーション😄

 

 

 

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