2017年5月
以前、体験レッスンに来てくれた小学5年生の女の子たちについて書きました。
はやい? おそい?
その後受講を開始し、ひと月ちょっとが経ちました。
同じ小学校に通う友だち同士で、とっても仲がいい二人。
英語を習うのは初めてということですが、お母さんの言葉を借りると「毎週●曜日が待ち遠しいほど楽しく通って」くれています。
実際、毎回ニコニコ😊と楽しそうなんです。
単語や文を練習しても、対話練習をしても、とにかく明るく笑顔が絶えません。
英語を話すのが楽しくてしかたがないといった感じ。
互いに教えあったり、競い合ったり、二人の関係もすごくいいのです。
この間のレッスンでは、初めてのスピーチをしました。
初めてですから、名前と学年、通っている学校について話す短いものでしたが、はきはきとした大きな声とパッと明るい笑顔で、きちんと英文を暗記してスピーチをすることができました。
もちろん、満点です!


今年は、主に自分のことについて、いろいろなトピックでスピーチできるように練習していきます。
そして、いくつかのトピックを組み合わせて長いスピーチにし、1年が終わるころには10~15文程度のスピーチをするのが目標です。
また、トピックに関連した単語をたくさん勉強して語彙を増やし、英語で会話、対話ができるように質問の文や相づちなどの自然な表現などもたくさん学びます。
「話す、聞く、読む、書く」の4つの技能をバランスよく伸ばしていきます。
英語を話すのが楽しくてしかたない、”Don’t be shy!”の言葉もいらないふたりが、1年後、どんなEnglish speakerになっているか、今から楽しみです。
2017年5月17日
中学2年生はそろそろ助動詞を習うころです。
最初は未来や意思、予定を表す表現、willとbe going toがでてきます。
2つの表現の違いを理解させる前段階で、20年後は何をしていると思う?と生徒たちに聞くことがあります。
34歳。(20年後でも34歳!まだ若いですね~というのは置いといて。)
「まぁ、たぶん働いているな」とか「まだ結婚はしてないかも」とか。
先日は、思いもよらない答えが返ってきて、一瞬、ことばに詰まってしまいました。
「34歳。え~と、その年はたぶん生活保護をもらって生活してますね。」
ある男の子が真面目な顔で言うのです。
曰く。
自分は大学を出て、●●(伏せますが、職業です)になって就職するが、その業界はブラック企業が多いので、34歳は、就職した会社を辞めて生活保護をもらいながら、次の就職先を探している頃だ、と。
う~ん。
willは漠然と未来を予想したり、その場で決めたことを言うときに使います。
彼の思い描く未来は、妙にリアリティーがあって、なんとなく重い感じもしつつ、でも、しっかりと現実的で、夢も叶えているようで、なんとも形容しがたい気持ちになりました。
「今はブラックな業界かもしれないけどさ、ほら、20年後には変わっているかもしれないし・・・」
と言いながら、これはwillじゃなくてmightだなぁと考えていました。
20年後。
私は、今まで教えた生徒さんたちのお子さんに、英語を教えていられたら幸せだなぁと思います。
2017年5月13日
中学生の英語の教科書を見ると、改訂のたびに、より自然な英語が使われるようになっているなと感じます。
例えば、”Thanks.”に対する返答。
“You’re welcome.” ですか?
ある教科書では、友だちとの会話の場面では、”It’s nothing.”が使われています。
また、”Let’s play baseball.”に対しては、”Why not?”。
私が中学生だったン十年前と比べるのはナンセンスだとわかっていますが、どの場面でも判で押したように
Thank you.—You’re welcome.
Let’s play baseball. —Yes, let’s.
と習っていたことを思い出すと、隔世の感があります。
私が20歳で初めて英語圏での生活を体験した時、学校で習ってきた英語とのギャップをものすごく感じました。
この場面ではこの表現が使われると習ったのに、えっ、だれも使ってないよ!? と。
現地での生活を通じて、英語を学びなおしたようなものです。
今の子どもたちは、私が感じたようなギャップを感じることは少ないのかもしれませんね。
そして、それはとてもよいことです。
習ったことが通じなくてがっかりしたり、自信をなくしたりすることが少ないのですから。
ネットでおもしろい記事を見つけましたので、シェアします。
テキストの内容とともに公教育での授業も変わりつつあります。
http://bit.ly/2ppdUx4
2017年5月9日
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