日記
年末からバタバタと過ごしているうちに、あっという間に年が明け、今度は新年度の準備に追われる日々。ブログの更新がずいぶんと滞ってしまいました。毎日子供たちと接していると、思わず笑わされること、感心させられること、考えさせられることなどが絶えずあり、書いておきたいと思うことはたくさんあるのですが・・・。
先日、あるクラスで「仮定法過去」について勉強しました。「もし街で大好きな芸能人を見かけたら」a.近寄って挨拶する b.後をつける c.恥ずかしくて話しかけられない 「もし宇宙人に遭遇したら」a.逃げる b.友達になる c.家に連れて行く、など、いろいろな状況での自分の行動を選択肢から選び、If+過去形を使って作文しました。その中に「夜中に物音で目を覚ましたら」a.ベッドの下に隠れる b.起きて見に行く c.また寝る というのがありました。4年生のMちゃんが選んだのは b.起きて見に行く でした。私はお化けとか泥棒とか、怖いもの、悪いものを想像していたので、勇気のある子だなぁと思いながら理由を聞いてみると、「だって、絶対お母さんとお父さんがこっそりおいしいものを食べてるもん。ずるい~」とのこと。あまりにも予想外の答えに大笑いしてしまいました。彼女は、年末にもクリスマスの話題の時にぼそっと「私、サンタクロースはお母さんじゃないかって思うんだよね・・・。私が欲しいものをよく知ってるし、怪しい」と呟いていて、その純真さに感動させられっぱなしです。
2011年2月1日
地域の小学校には高校のALTが定期的に訪問し、英語の授業を行っています。学年によって授業の回数は違いますが、ネイティブの英語に触れる機会があるのはとてもいいことだと思います。ALTの訪問があった日は、子供たちはレッスンに来るとすぐ、報告をしてくれます。何を勉強したかとか、ゲームで一番が取れたとか、みんながわからなかったことに一人だけ答えられたとか、ニコニコと話してくれます。どの子もALTのレッスンを心待ちにし、また、本当に楽しんでいるようです。
昨日は、ある生徒のお母さんから、嬉しい報告をしていただきました。学校からの連絡帳に「ALTの先生が’bell’の発音がとても上手だと褒めていた」と書かれていたとのこと。ALTの先生が生徒本人に直接褒めてくださったのか、担任の先生にお話をされたのかわかりませんが、それを聞いて、彼はとても嬉しく、ちょっと誇らしい気分だっただろうなぁと思います。
小さいうちから英語の学習を始めた子供たちは、総じてきれいな発音が身につきます。日本語にはない英語特有の音を聞いて、それを正確に再現できたり、わずかな音の違いを聞き分けたりできます。「先生、うちの子の英語の発音がよくてびっくりした」とか「宿題のCDを一緒に聞いていても私は全然わからないのに、子供はすらすらやってるわ」とかお母さんたちに言っていただくこともよくあります。幼いうちから英語を学ぶ機会に恵まれた子供たちの、その機会を十分に活かして、偏りのない英語の力を伸ばしてあげられるようなレッスンをしていきたいと改めて思いました。
2010年12月9日
ちょうど1週間前のこと。秋に英検3級に挑戦した2人の生徒が合格を報告してくれました。小学3年生と4年生のYくんとMちゃん、本当によくがんばりました。私も自分のことのように嬉しいです。
Yくんは先週、いつもどおりに、いや、いつもより心なしか静かな感じで教室に来ました。彼が2次試験で落ちることはないと確信があったものの、一抹の不安を抱えつつ「英検、どうだった?」と聞くと、「え、あぁ、受かったよ。」とそっけない返事。クールに決めていたけれど、口元が緩んでいたのを見逃しませんでしたよ。そして、その後から来たMちゃん。彼女は満面の笑みで、合格通知を見せてくれました。
Yくんは、昨年の4級合格のあと、今回の3級受験を決めるまでに気持ちに揺れがありました。4級に合格し、続けて次もがんばろうと3級の勉強を始めたものの、4級に比べたらやっぱり難しくてなっていて、受験をしないと言い出すこともありました。初めて受験のMちゃんも、英語というよりは『試験』そのものに大きな不安を感じたようで、決心するのに時間がかかりました。それでも、お母さんやお父さんに背中を押され、やってみようという気になったようです。本人たちの努力はもちろんですが、家庭学習での親御さんたちのご協力や大きな励ましもあり、見事、合格通知を手にできました。保護者の方に感謝いたします。
そして今日。「先生、私、1月に準2級の試験、受けることにした。」とMちゃん。今回の経験が大きな自信になったようです。また、一緒にがんばりましょうね。
2010年12月4日
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