日記
秋分の日を過ぎ、やっと秋らしくなってきました。9月も残すところあと数日。
今年から英語のレッスンを始めた1年生の子供たちも、教室に通ってくれるようになってから早くも半年が経ちます。レッスンでは習ったことを使ったゲームやクイズを取り入れているので、最初は遊びと学習の切り換えがうまくできませんでしたが、最近はイスに座って読んだり書いたりする練習にも、ずいぶん落ち着いて取り組めるようになってきています。成長していますね。
昨日のレッスンでは、物を指して言うThis is a ~.の平叙文とIs this a ~?という疑問文とその答え方を習いました。e-cube特製の「触って当てようボックス」を使ってクイズをしました。箱の中に解答者には見えないように動物のぬいぐるみを入れ、解答者は側面に開いた穴から手を入れて、触って中の動物を当てます。”Is this a cat?” ”No, it’s not.” ”Is this a koala?” ”Yes, it is!” と対話します。
まだ小さい子供たちなので、見ているととてもおもしろいです。と言うのは、箱にぬいぐるみを入れるときに、「え~、それじゃなくて、このネコを入れようよ」とつい答えを言ってしまったり、解答者が間違えると、「あのね、こうやって飛ぶやつ」とご丁寧に身振りをつけてヒントを出したりするからです。夢中になってくると、文で対話するのを忘れて、”Dog?” ”Yes!” なんて単語だけの対話になってしまうので、ちょっとクールダウンさせて、文をきちんと言うように促します。それでも、「イヌ?」「あたりっ!!」ではなく、英単語が自然に出ているのは感心しています。どんどん英語を吸収していく姿を見ていると、今後が本当に楽しみです。
2010年9月28日
猛暑も少し和らいで、秋らしい空気を感じられるようになりました。
今週の土曜日は地区の小学校の運動会です。レッスン前後の子供たちとのおしゃべりは、近頃はもっぱら運動会についてです。「運動会、なにやるの?」と聞くと、ダンスとか騎馬戦とか徒競走とか、お馴染みの競技名に混じって、「デカパンデカ(刑事?)」「ぐるぐるジェットコースター」など「???」な競技名も。
「え、何それ?」と聞くと、「あのね、ここにこうやって並んでね、みんなが一緒に棒を持ってね・・・・・」とていねいに絵を描きながら説明してくれます。「へぇ~、それ、おもしろそうじゃん」「うん、まあ、おもしろいんだけど、これが難しくて、コーンの周りを回るときはここの人がこうして・・・・・」と話は尽きません。
このレッスン以外の子供たちとのおしゃべりがとても楽しく、いい気分転換になります。英語教室での顔しか知らない子どもたちですが、学校ではきっとリーダー的な存在なんだろうなとか、友達とこんなことを話してるんだろうなと想像するのもまた楽しいです。
この土曜日は天気もよさそうです。みんな力いっぱい運動会を楽しんで、週明けにまた運動会の話を聞かせてね。
2010年9月15日
Kids 2のクラスでthis、that、these、thoseの使い分けを勉強しています。「これ」と「あれ(それ)」の使い分けは日本語にもありますが、単数と複数の区別は、日本語ではかなり曖昧に表現します。けれども、単数と複数は違いは目で見て明らかなものなので、一度理解すれば、子供たちは無意識に使い分けられるようになります。
レッスンではカードやレアリア(実物)を使って単数と複数の区別を教えます。そして、実際に体を使ってthis/theseとthat/thoseの距離の違いを理解させます。離れた壁にかかる時計を、講師が大げさなくらい大きな動作で指差し、”That’s a clock.”と言うと、子供たちも同じように大きなしぐさで”That’s a board.”と返してきます。
昨日のレッスンでは、「王様ゲーム」をしました。子供にカードを渡し、講師はイスに座って腕を組みます。威厳のある咳払いをひとつ。”I’m the King!” そして、子供に向かって、”This is a glove.” ”Those are kites.” 子供はあわてて、手に持っているグローブのカードを講師の足元に、凧のカードを離れたところに置きます。全部のカードを正しい場所に置けたら、”Well done!” と褒美を与える真似。そして、役割を交代します。王様になった子供は、講師の口調を真似て、”Hurry up!”などとのたまい、絶好調です。this、that、these、thoseも正しく使えるようになりました。
ゲームの後、子供が言った一言に笑ってしまいました。「先生、KingじゃなくてQueenじゃん!女なんだから!」
2010年9月8日
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