9月に実施した英検Jr.のCertificateが届いたので、生徒たち一人ひとりにCertificateの英文を読んで渡しました。
自分の名前が入った英文の賞状をもらうのは初めてのことだと思います。
誇らしげな表情を浮かべつつも、ちょっと恥ずかしそうに受け取る姿が印象的でした。
今回は全員初めての受験でしたが、どの子も目標を大きく上回る結果でした。
休まずレッスンに通い、宿題も丁寧にやってきたことが目に見える形で結果に繋がり、大きな自信になったはずです。
家の中のいつでも目につくところに、できたらちょっとした額に入れて、Certificateを飾って欲しいなと思います。
そして、次のレベルへ、またその次のレベルへと目標を新たに学習を続けてほしいです。
みんな、おめでとう!
2018年10月12日
新しくプライベートレッスンが始まりました。
来年4月に新1年生になるお子さんです。
小学校に入学すると新しい生活に慣れるまで大変で、そのタイミングで習い事も一緒に始めるよりは、ちょっと早めにスタートさせたいとのことで、この秋から受講開始となりました。
「はじめまして」の体験レッスンは、子どもにとって緊張するものです。
教室のドアを開けたらいきなり、”Hello! How are you today?” と英語で話し始める先生に、お母さんの陰に隠れるようにして小さな声で”Hello…”と返すお子さんもいます。
緊張している子には、幼稚園ではどんなことして遊ぶの?とか、今何か好きなおもちゃとかある?と聞いたりして、少しでもリラックスできるようにしています。
今回レッスンを始めた彼も体験レッスンでは恥ずかしそうにしていました。
好きなものを聞くと、戦隊ヒーローの人形だと教えてくれたので、「わぁ、いいねぇ!じゃあ、今度見せてね」と言ったのですが、それをちゃんと覚えていて、最初のレッスンにバッグに詰めて持って来てくれました。
その数、なんと10体!
“Wow! How many heroes do you have? Let’s count them together. One, two, three ….”
“What’s his name?”
(Heroの服を指さしながら)”What’s this color?”
しばし戦隊ヒーローを教材にレッスンをすると、ニコニコ笑顔と大きな声が出るようになってきて、そのあとも楽しそうにレッスンを受けてくれました。
そして、1から12までの数、What’s your name?–My name’s ~. How old are you?–I’m ~.などが言えるようになって、Goodbye!と元気よく帰っていきました。
年を経るにつれ、生徒の子どもたちとの年齢差が大きくなっていきます。
子どもたちの間で流行っているものは何か、どんなものに興味があるのかといったことにどんどん疎くなるばかり。
教えてもらった戦隊ヒーローたちの名前も全然覚えられません。
「この前言ってた、あれ、名前なんだったっけ? 歳だから忘れちゃったよ、へへへ」と子どもたちに聞くと、しょうがないなぁ、先生は…といった顔で教えてくれます。
今は冗談で「もう私もおばあちゃんだから忘れちゃった」などと言っていますが、そして、生徒たちはみんな優しいので「先生はまだ、おばあちゃんじゃないよ」と言ってくれますが、それほど遠くない将来に生徒のおばあちゃんの世代になるのだなぁと思っています。
その時が来たら…。
先生はおばあちゃんだけど、キャラクターの名前とか全然覚えられないけど、でも英語でわからないことを聞いたらなんでも答えてくれるんだ、と言ってもらえるように、これからも日々勉強。
がんばります!
2018年9月13日
I my me mine
you your you yours
he his him his …..
□□は、□□の、□□に/を、□□のもの
学生時代に、呪文のように何度も声に出して言いながら覚えたことを思い出します。
あの頃覚えたことはえらいもので、いくつになっても忘れることなく、すらすらっと口から出てきますね。
教室の子どもたちも、それぞれの学年で段階的に人称代名詞を覚えていきます。
I’m Sachiko. You’re Ken. から始まり、This is my pencil. That’s your ruler.
his book, her water bottleと持ち主を言ったり。
ジェスチャーを付けて動作の向かう方向を意識させながら、If I see you, then you see me.と言って、Iとmeの違いを覚えたり。
Whose T-shirt is this? - It’s mine. / It’s not mine.と所有代名詞の使い方を習ったり。
新しいことばは、例えば、brush my teethのようにchunkで教えることが多いのですが、I brush my teeth.の主語を替えて作文させると、深く考えずに She brushes my teeth. や Did you brush my teeth? とちょっとおかしな文を作ります。
そんな時は、SHE brushes MY teeth? と大袈裟にジェスチャーをしながら言うと、「いやいや、それはない… She brushes her teeth.」と間違いに気づき、言い直します。
そういう過程を何度か繰り返して、人称に気を付けながら文を作れるようになっていきます。
日本語では、「私は私の歯を磨きます」と言うことありません。
「私の」だけでなく「私は」という主語さえ言わないことも多いです。
また、日本語は「~は」や「~の」という助詞を使って格を表しますから、「私」が I になったり、my なったり、me になったりするのは、子どもたちにとって不思議な感覚なのかもしれません。
でも、さまざまな方法で段階的に学んでいくと、自然と理解し馴染んでいきます。
そして最後の段階では、表を使って体系的に視覚的にまとめ、例の
I my me mine
you your you yours
he his him his …..
を口に出してリズムよく暗記させます。
この練習は、どういうわけだか子どもたちは好きなようで、大きな声でノリノリでやってくれます。
文法の学習は、単調になりがちで時につまらなく感じることがあるかもしれませんが、正しい英語を書いたり話したりするのに必要なので、大切にしています。
2018年6月4日