日記
Kids3のクラスでは、20以上の大きい数字と買い物の表現を勉強しました。と言っても、数字は前倒しでかなり前に勉強しているので、復習のような感じです。ペアで、1から9までのカードを一人1セットずつ持ち、One, two, three!の声で同時にめくります。2つの数字を足した数、掛けた数などをすばやく言うゲームをしました。かなり前から数字を練習してきているので、思った以上に早く正確に数字を言うことができ、生徒たちも数字に関しては自信をつけています。
物の値段を聞いて、買い物をする場面の表現の定着は、残念ながらいまいちでした。How much is that ~?・・・It’s ~ dollars.と口頭練習したときには、きちんと言えていたのに、いざ、店をセットアップし、買い物の場面を演じる段になったら、覚えたはずの表現が出てきません。How much basketball?と、だいぶ省略されてしまっています。何度かその場で表現を思い出せるようにと、講師が口を挟みましたが、同じ間違いを繰り返しているので、場面練習をストップしました。間違った文を何度も口にしていると、その文を覚えてしまいかねないからです。
買い物表現は来週に持ち越しです。ぜひ覚えてもらいたいところなので、来週じっくりと時間をかけてやっていきたいと思っています。
2009年7月14日
小学4年生の子どもたちは、今、学校でローマ字を習っているそうです。私が小学生のときも、確か5年生だったと思いますが、ローマ字を習いました。ローマ字はどちらかというと得意なほうで、「リンゴ」を「ringo」と書いただけなのに、英語が書けるようになった気がして浮かれていたような記憶があります。
先日、ある女の子が「同じクラスのKくん(彼もここの生徒です)が、ローマ字の時間に先生(私)にダマされたって言ってたよ」と言ってきました。話を聞いてみると、ここで習った名前の書き方とローマ字での書き方が違うので、(なぜか学校の先生ではなく)私がウソを教えたと思ったようです。長音があるKくんの名前は、ローマ字では文字の上に山型の記号が入るのですが、英語では当然使いません。「ひとつの名前を、同じアルファベットという文字を使って書くのに書き方が2つあるなんておかしい。どちらかがウソだ!」とKくんが思うのも無理はないなぁと思いつつ、では、小学校でローマ字を習うことに意味はあるのか、それよりも英単語のひとつも教えたほうがいいのではないかと考えてしまいました。
結論から言えば、ローマ字を教えることには意味があるだろうと思います。高校、大学時代になってやっと“ワープロ”が普及し始めた私たちの世代と違い、今では各家庭にコンピュータがあるのが当たり前の時代。コンピュータでレポートを書いたり、ネットで情報検索したりとローマ字を使う機会は私たちの子供の頃よりずっと多いです。キーボードのアルファベット26文字の位置を覚えれば、日本語も英語も打てるのだから、それだけでもローマ字を知っていることはとても有用です。
小学校低学年から英語を学習する子が多くなってきた今は、小学校高学年でローマ字、そのあと中学で英語ではなく、ローマ字のほうをあとから習うということも珍しくありません。前出のKくん。フォニックスで学習した”ake”を使って、”snake”という単語がつづれていたのに、ローマ字を習った後のテストでは”sneiku”と書いてあり、愕然としました。ローマ字と英語を混同してしまっているようです。ローマ字はアルファベットを使うけれども、あくまでも日本語なのだと話しましたが、どうも腑に落ちていないようです。英語を教えるものとしては、英語とローマ字の違いを強く教えていく必要を痛感しました。
2009年7月10日
Kids-2のクラスで、定着度を測るテストをしました。ユニット3つごとに習ったことを復習し、簡単なテストをします。レッスンでも折に触れて前のユニットの内容を復習するのですが、新しいことを学習すると、どうしても前のことは忘れてしまいがち。でも、この復習の時間にまとめて振り返ると、忘れていたことも思い出せるようです。
小学2年生のIちゃん。2つ上の子たちと一緒に勉強しているのでいつも遠慮がちで、なかなか自信がもてません。他の子たちと同じように理解できるのに、わからないと自分で決めつけてしまっています。もっと自信を持ってくれるといいなあと思っているのですが・・・。不安げに始めた今日のテスト。最後には「今日は全部あってると思う」とにっこり。このテストが自信につながって行きますように。
2009年7月9日
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