日記

 楽し、はずかし

 レッスンでは時々、ビデオ撮影をします。テキストの対話表現をロールプレイしてみたり、スピーチをしたりして、その様子を撮影しています。学習期間の長い子どもたちは、もう慣れたもので、「ビデオ、撮るの?」 「じゃ、1回練習させて。」とまずは口慣らし。カメラを回しても、恥ずかしがらずに大きな声で話してくれます。ビデオ撮影の経験が浅い子たちは、やっぱり恥ずかしそうに小さな声。でも、習ったことを使ってみる、口に出してみることは大切なことなので、「えぇ~、イヤだぁ~。」がく〜(落胆した顔)という声にもめげず、続けています。そして、1年のコースが終わると、いくつか撮影したものを1枚のDVDにまとめ、渡しています。
 Kids-2では「天気」の学習のまとめとして、テレビの天気予報の場面を演じてもらいました。カメラに向かって、“Hello. My name’s Taro.”と挨拶した後、アシスタント役の生徒が、ホワイトボードに貼った世界地図のある国を指差しながら、“What’s the weather like?”と質問。お天気キャスター役の子が、“It’s sunny.”晴れと言って、晴れマークを貼っていきます。少し学年が上の子だと、“What’s the weather like in America?”と国の名前を入れたり、ニュースキャスター役を入れて、“Now, let’s check the weather. Hello, Taro.”とアシスタントに呼びかけたりして、より本物に近いようにアレンジもします。この撮影は、見ていて本当に楽しいのですが、子どもたちもやっているうちにノッてきて、だんだんと声が大きくなっていきます。DVDに焼くときは天気予報っぽいさわやかなBGMるんるんを入れたりして、私も実は結構ノッています。

 その記憶力がうらやましい・・・。

 Kidsクラスでは、通常1つのユニットを4時間にわたって学習します。ある1つのテーマに沿って語彙→表現→文法というように段階的に学習していきますが、後のユニットに出てくる語彙を前倒しして導入することがあります。
 
 最近のKids-3のクラスでは、レッスン最初のwarm-upの時間に月の名前の言い方を練習しています。月の名前が出てくるユニットはもう少し先なのですが、一度に12の月の名前を覚えるのはかなり大変なので、少しずつ覚えていけるように早めに取り上げています。けれども、子どもたちはこちらが意図するよりずっと早いペースで単語を覚えます。1回で3つか4つくらいずつ覚えていってくれればいいと思っているのに、正確に言えないのが3つか4つという早さです。文字を読むわけでもないのに、音を聞いただけでよく覚えられるなぁと感心してしまいます。たった数回で、どの子も1月から12月まで順番に言えるようになったので、これからは順番をバラバラにして練習です。

 PCを使って

 Kids2のクラスがUnit3に入りました。Unit3は「天気」がトピックです。1回目のレッスンとなる今回は天気に関する語彙の導入です。単語自体は音節数が少なく覚えやすい単語なのですが、”sunny晴れrainy雨cloudy曇りfoggy霧“など語尾が似ているため混乱してしまう様子。それでも「ポケモン(だったかな?)にレイニーって言うキャラクターがいるよっ」と言って、そんな身近なものと絡めながら、覚えていきます。そのキャラクターの名前が天気のrainyに関連しているのかどうかわかりませんが、子どもたちの周りには英語の言葉があふれているなぁと実感。
U3weatherPC2.jpg 語彙が定着すると、それを文へと発展させていきます。天気は”It’s ~.”を使って表現します。今日は最後にPCをインターネットに繋いで、天気に関するゲームを楽しみました。”It’s ~.”の文を聞いて、正しい絵を選びながら迷路を進んでいくゲームです。「これ、楽しい!わーい(嬉しい顔)と言いながら、何度か挑戦していました。マウスを握るのは一人ずつですが、みんながモニターを覗き込んで英文を聞いているので、リスニングの練習もばっちり。今は英語学習のいろいろなサイトがあるので、レッスンに活用できます。

« Before After »