凧揚げ、こま回し
冬休みがあけ、子どもたちがレッスンに戻ってきました。
最初のレッスンでは、どのクラスでも冬休みにしたことについて子どもたちに質問しています。
Did you eat mochi? Yes, I did.
Did you write New Year’s cards? Yes, I did.
How many cards did you write? Six.
カードを使って、絵を見せながら質問するので、英語を習い始めたばかりの子でも内容が理解でき、Yes. No.で簡単に答えることができます。
カードの中には凧揚げ(fly a kite)とこま回し(spin a top)のカードがあります。
どちらも伝統的なお正月の遊びですが、Yes.と答える子はほとんどいません。
私たち親世代も、お正月に凧揚げやこま回しで遊んだという人は少ないのでは。
多分、おじいちゃんやおばあちゃん、親が凧揚げに行こうと誘ってくれたのに「寒いからイヤだ~」とか言って、結局やらずに大きくなってしまった、というところでしょう。
もっと昔、祖父母や親が子供だった頃は、親は絶対的な存在で、「寒いからイヤ」などという言い訳は通用せず、言われるがままにそうした遊びを覚え、楽しさを覚えていったのだと想像します。
親子の関係(力関係?)も時代とともに変わっていますね。
それでも、年末年始に帰省した時には、海岸で凧を揚げる親子を何組も見ました。
穏やかなお正月の真っ青な空に浮かぶ凧は、見ているだけで心が温かくなりました。
嫌がる子どもをなだめすかしてお父さんが連れ出したのか、もしかしたら、お正月くらいのんびりしたいよ、と渋るお父さんを子どもが連れ出したのかもと、空想しながら見ていました。
遊びに限らずいろいろな経験は人生を豊かにすると思います。
教室の子どもたちと一緒に凧揚げやこま回しはできないけれど、子どもたちがやってみたいと思うようなきっかけ作りくらいはできるかな。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
2017年1月10日