いろいろ

積極的な子、物静かな子、にぎやかな子、控えめな子。
子どもたちを見ていると、本当に十人十色、一人として同じ子はいないなぁと実感します。

学習のスピードもさまざまで、同じクラスで同じことを勉強していても、習ったことをすぐに使えるようになる子もいれば、じっくりと時間をかけて覚える子もいます。

あるいは同じ一人の子どもでも、学習内容や日によっては、今日はいつもより覚えるのに時間がかかったなということもあります。

 

特に幼い子どもによくあることなのですが、自分が知っていることやわかった答えを、まだ考えている友だちに耳打ちして教えてしまう子がいます。

講師の立場では、一人ひとりが(たとえヒントをもらいながらでも)自分で考え、答えにたどり着いてほしいので、そういうことがあると「あぁ~😞」という気持ちになります。

そして、それが何度も続くと「〇〇くんが考えてるんだから、答えを教えちゃダメだよ!」と言ってしまうのですが、言ってしまって「あぁ~😢」と自己嫌悪に陥ります。

 

「〇〇くんにも考えてもらいたいのに・・・」というのは、こちらの勝手な考え。

子どもは、お節介をしているわけでも、自分はわかっているということをひけらかそうとしているわけでもなくて、積極的に取り組んでいて、答えが出てこなくて困っている(ように見える)お友だちを手伝っているだけ。

悪気など、まったくないのです。

早く答えがわかったことを褒めてももらえないで、逆に叱られるなんて、その子にとっては理不尽でしかないですよね。

 

一人ひとりにじっくり考えさせたいのなら、それができる活動を考えるのは講師の責任。

当たり前のことなのに、時々忘れてしまいます。

 

週1回の1時間と限られた時間ではあるけれど、幸い少人数の小さなクラスで、また何年もお付き合いをさせていただく生徒さんがほとんど。

子どもたち一人ひとりの特性をしっかりとつかんで、レッスンしていこうと改めて思った日でした。

 

子どもの日ももうすぐです。

 

健やかに たくましく のびのびと

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