はやい? おそい?
早いもので、3月も今日で終わりです。
この春は桜の開花が遅れていて、この辺りでは4月10日頃に満開の予想が出ています。
今年の入学式や始業式は、満開の桜とともに迎えられそうですね。
思い出の一枚もより一層華やかなものになるのでは。
ご入学、ご進学、ご進級おめでとうございます。
さて、ずいぶん久しぶりのブログ更新になってしまいました。
年度末は成績をつけたり、新年度の時間割を組んだり、新しいコースのカリキュラムを作ったりとやることが目白押しで、ブログ更新がつい後回しになってしまいます。
毎年のことなのだから、早め早めに進めておけばいいものを、それがなかなかできないのが情けない限り。
「来年こそは!」と思うところまでセットで、この時期の風物詩です。
年が明けてからは、通常のレッスンの合間にそうした作業と体験レッスンがありました。
先日体験レッスンに来てくれたのは、新5年生になる女の子たちです。
英語を習うのは初めてとのこと。
お母さんが「(習わせるのが)ちょっと遅かったかと思ったのですが…」と心配そうにおっしゃいます。
5年生、昔と比べると全然遅くないですよね。
私たちの世代は、中学校で初めて英語に触れる人がほとんどでした。
もちろん今は時代が違い、将来の英語の必要性も声高に言われていますし、小学校で英語の授業があったり、幼稚園にも外国人の先生が巡回に行ったりして英語に触れる機会があるので、もっと早く始めればよかったかもと思う気持ちも理解できます。
実際、幼稚園児や小学校低学年から教室に通ってくれている子もたくさんいて、小さい子ならではの発音のよさとかリズム感とか、なんでも楽しみながら身につける柔軟さとか、幼いうちに始めるメリットはたくさんあります。
では、高学年では遅いのかというと、そんなことは全くありません。
高学年ならではのメリットも多いのです。
小さい子が無邪気に、聞いた英語を上手に真似して覚えていく一方、大きい子たちは自分で考え、工夫して覚える知恵を身につけています。
自分はどうやって勉強するのが得意か、どうしたら覚えられるのかを自主的に考える力があります。
さらに、どうして英語を学びたいか、将来英語を使って何をしたいかという目的意識をある程度はっきりともち、主体的に学ぶことができるのも高学年の子どもたちならではです。
きれいな発音を身につけるには幼いうちから、とよく言われますが、英語らしく話したいと思えば、自分で教材を探し、満足いくまで自主的に練習できるのは大きい子どもたちです。
要は、動機があればいつでも遅くないということです。
そして、講師は、英語を身につけた先に広がる未来を想像させて、希望をもたせ、正しく導くことのできる者でなくてはいけないと感じています。
さて、新年度が始まります。
小さな子も大きな子も楽しく学べるように、また1年がんばります。
2017年3月31日