もうすぐ開花
春休みが明け、2週間ぶりに子どもたちが教室に戻ってきました。
教室にぱぁ~っと元気が溢れます。
この時期の話題は、新年度のクラスと担任の先生。
今まで一度も同じクラスになったことのない子と一緒になったよ、とか、一番仲良しの〇〇ちゃんと離れてしまってショック!とか、自分の子どもの頃を思い出しながら懐かしく聞いています。
クラス担任の発表は始業式の日にあるそうで、期待と不安が半々という感じでしょうか。
そして、今日がその始業式の日。
レッスンに来て、どんな顔で報告してくれるか楽しみです。
今年度も、e-cubeに新しい生徒さんたちを迎えました。
体験レッスンに来てくれた子ばかりなので、まったくの「はじめまして。」ではないですが、子どもたちにとって最初のレッスンというのは緊張するものです。
講師である私も同じ。
何年やっていても、やっぱり緊張します。
最初のレッスンの雰囲気というのはとても大切で、そこで子どもたち同士が打ち解け、リラックスできれば、これから何年も続く英語のレッスンの半分以上が成功したようなものです。
語学はしっかり声を出すことが大事です。
ですから最初のレッスンは、子どもたちが、間違っても大丈夫、英語で言ってみよう、大きな声で話してみようという気持ちになれるような、リラックスした雰囲気づくりを第一に考えています。
将来、英語が必須と言われている今の子どもたち。
小学校での英語教科化も目前ですし、社会に出てからも英語を勉強し続けることになる子も多いでしょう。
その最初の一歩を、ここで一緒に踏み出せることをうれしく思うと同時に、子どもたちにとって実りある一歩にしなければならいという責任も感じます。
今年度もたゆまず、怠らず邁進していきます。
どうぞよろしくお願いします。
2017年4月6日
早いもので、3月も今日で終わりです。
この春は桜の開花が遅れていて、この辺りでは4月10日頃に満開の予想が出ています。
今年の入学式や始業式は、満開の桜とともに迎えられそうですね。
思い出の一枚もより一層華やかなものになるのでは。
ご入学、ご進学、ご進級おめでとうございます。
さて、ずいぶん久しぶりのブログ更新になってしまいました。
年度末は成績をつけたり、新年度の時間割を組んだり、新しいコースのカリキュラムを作ったりとやることが目白押しで、ブログ更新がつい後回しになってしまいます。
毎年のことなのだから、早め早めに進めておけばいいものを、それがなかなかできないのが情けない限り。
「来年こそは!」と思うところまでセットで、この時期の風物詩です。
年が明けてからは、通常のレッスンの合間にそうした作業と体験レッスンがありました。
先日体験レッスンに来てくれたのは、新5年生になる女の子たちです。
英語を習うのは初めてとのこと。
お母さんが「(習わせるのが)ちょっと遅かったかと思ったのですが…」と心配そうにおっしゃいます。
5年生、昔と比べると全然遅くないですよね。
私たちの世代は、中学校で初めて英語に触れる人がほとんどでした。
もちろん今は時代が違い、将来の英語の必要性も声高に言われていますし、小学校で英語の授業があったり、幼稚園にも外国人の先生が巡回に行ったりして英語に触れる機会があるので、もっと早く始めればよかったかもと思う気持ちも理解できます。
実際、幼稚園児や小学校低学年から教室に通ってくれている子もたくさんいて、小さい子ならではの発音のよさとかリズム感とか、なんでも楽しみながら身につける柔軟さとか、幼いうちに始めるメリットはたくさんあります。
では、高学年では遅いのかというと、そんなことは全くありません。
高学年ならではのメリットも多いのです。
小さい子が無邪気に、聞いた英語を上手に真似して覚えていく一方、大きい子たちは自分で考え、工夫して覚える知恵を身につけています。
自分はどうやって勉強するのが得意か、どうしたら覚えられるのかを自主的に考える力があります。
さらに、どうして英語を学びたいか、将来英語を使って何をしたいかという目的意識をある程度はっきりともち、主体的に学ぶことができるのも高学年の子どもたちならではです。
きれいな発音を身につけるには幼いうちから、とよく言われますが、英語らしく話したいと思えば、自分で教材を探し、満足いくまで自主的に練習できるのは大きい子どもたちです。
要は、動機があればいつでも遅くないということです。
そして、講師は、英語を身につけた先に広がる未来を想像させて、希望をもたせ、正しく導くことのできる者でなくてはいけないと感じています。
さて、新年度が始まります。
小さな子も大きな子も楽しく学べるように、また1年がんばります。
2017年3月31日
Kids 2のクラスは現在進行形を学習しています。
この課では、まず単語ではなく、drinking juice、playing the drumsなど目的語も含めたフレーズを覚えます。
次に I’mを加えて、自分のしていることを表す文を作ります。
I’m ~ ing … がすらすら言えるようになったら、今度は主語をYou、She、Heと代えて自分以外の人の動作について言えるようにしていきます。
今日は I’m、You’re を使って文を作る練習をしました。
You’re ~ing …の練習は、講師のジェスチャーを見て何をしているところなのかを言い当てるクイズです。
drinking juice の juice を coffee や milkにするなど目的語を代えて、正しい語順で豊かに表現できるようにしていきます。
eating an appleは、リンゴだとわかるように皮をむき、切るジェスチャーをしてから食べる動作をしたのですが、ナイフを使っているのが子どもたちに伝わらなかったので、指を切ってしまったジェスチャーを加えてみました。
“Ouch!” (切った指をなめる動作)
その瞬間、Mちゃんが
「あっ! 指切った!!」
Tくんが
「ドンマイ!」
何とも言えない絶妙のタイミングで、思わず吹き出してしてしまいました。
その「ドンマイ!」は、英語の”Don’t mind!”だよ?
いやいや、指を切ったら痛いから、don’t mindは無理でしょ。
せめて、去年習った”Are you okay?”って聞いてもらいたかったな~。
子どもたちの思いもよらない反応に、大笑いしたり癒されたりしながら、毎日レッスンをしています。
2017年2月16日