これから必要とされる英語力

 

昨日5月21日は、英語のスピーチ・プレゼンテーション指導に関するワークショップが名古屋であり、参加してきました。

 

教室では中学生クラスと、今年から英語を始めた小学5年生クラスで、スピーチを主にしたレッスンを行なっています。

 

スピーチ学習は、英語で堂々と発表できるようになるだけでなく、構成を考え、説得力のある原稿を作らなければならないため「書く」力が身に付いたり、相手の話をよく聞いて、それに対して関心や同意を示すなど、コミュニケーション力の育成にも役立ちます。

また、年齢に応じたトピックを取り上げるため、世界の同世代と共通の話題で話せる語彙力や表現力が身につきます。

このブログでも何度も書いているように、2020年には「大学入学共通テスト(仮称)」が導入され、これまでの「読む」「聞く」技能に加え「話す」「書く」力が測られるようになり、それに伴い高校や中学の入試でも徐々に4技能が重視されるようになってくると思います。

 

こうした今後必要とされる英語力を身につけるために、現在進めているレッスンは有用であると自負しているのですが、実際レッスンをしているといくつかの課題があるのも事実です。

スピーチに慣れていない日本の子どもたちには、スピーチに抵抗を感じる子が少なくありません。

思春期にある小学校高学年から中学生の生徒は、英語らしく抑揚や強弱をつけて話すことやジェスチャーをつけて話すことを恥ずかしがったりします。

また、学校の定期試験との兼ね合いも難しいところです。

 

昨日のワークショップでは、同じような課題を抱える英語教師の方々と意見交換をしたり、講師の先生に効果的な指導法について教えていただいたりすることができ、大変有意義な時間が過ごせました。

「将来必ず役に立つから」と生徒たちに言ってもピンとこないし、それがレッスンの動機づけになるはずもないですが、何年か経って振り返ったときに、教室で練習したスピーチが役に立ってると思ってもらえるよう、工夫しながらレッスンをしていきたいと思います。