K君のこと

今年度第2回の実用英語検定の結果が出ました。

 

合格の報告が次々と届いて、ホッとしています。

 

初めて英検5級に挑戦したMちゃん。
6月の合格からすぐ次の級に挑戦したR君とHちゃん。
準2級では少し足踏みをしたものの、2級は見事一発合格のM君。
まだ自信がないから、と当初は1月の受験を考えていたのに、やっぱり受けてみる!と挑戦したTちゃん。
彼女は小学6年生で3級に合格です。
そして、今回の英検に合格したすぐあと、中学校の実力テストで英語が学年2位になって、今ノリにノっているK君。

 

みんな、おめでとうございます。
本当によく頑張りました。

 

中でも、K君の合格は特に感慨深いです。

 

小学1年から英語を習い始めたK君ですが、本人が英語を習いたいとすすんで始めたというよりは、お兄ちゃんが習っていたからとか、親御さんの希望でとか、とにかくそういう環境があって通い始めました。

 

ま、それはよくあることです。

 

クラスメートと仲良く楽しくレッスンをしていましたが、習う単語の数やフォニックスの規則など覚えることが増えてくると少し苦手意識を持つようになって、レッスンでも消極的な様子が見られるようになりました。
レッスンに行きたくない、やめたいと思った(言った)こともあったようです。

 

小学4年生の時に児童英検(英検Jr.)のBronzeレベルを受けたのですが、目標とする80点をクラスメートがクリアする中、K君は10点以上も下回ってしまい、その日はぼろぼろと泣きながら帰っていきました。
あの時の彼の顔を思い出すと、今でも胸が締め付けられるような気持ちになります。

 

試験のあとも学習意欲はあまり上がらなかったのですが、レッスンは一度も休むことはありませんでした。
イヤだなと思いながら、レッスンに来たこともあったと思います。

 

ためらいつつも、翌年にもう一度Bronzeに挑戦し目標点数をクリア、中学1年で実用英検4級に合格、そして今年、3級に合格しました。

 

学校の定期テストでも英語は常に上位にいて、先に書いたように、今回のテストでは学年2位になり「英語は得意教科のひとつ」と自信をもって言います。

 

親御さんの励ましと本人のたゆまぬ努力の結果です。

 

2学期末のテストではさらに上を目指したいとのこと。
彼ならきっとできると思います。

 

今回は惜しくも合格ラインに達しなかった子も、次は合格したいと前を向いています。
みんなの頑張りに敬意を表しつつ、エールを送ります。