Cue Strip

新中学1年生クラスは、スピーチをメインに学習しています。
学校や部活、好きな教科など自分自身に関することからスタートし、音楽やスポーツ、身の回りの人々のこと、そして日本の文化や生活の紹介、世界の出来事に関する考察などへと発展させていきます。
これまでに習ってきた語彙や表現、時制、文法などをいろいろと使って、1つのトピックについて文章をまとめなくてはなりません。
例えば、「~です。~です。~ではありません。~です。」とbe動詞ばかりが並ぶ文章は、できないことはないけれど、現実的ではありませんから、一般動詞を使ったり、過去形を使ったりすることになります。
小学生のうちは、一般動詞の3人称単数主語だとか現在進行形などの文法用語を使って教えることはありませんが、こういう状況を表したいときはあの時習ったこの言葉を使えばいいのだな、と生徒たちは自分で考えながら文を作ることができます。
そして、「あの時習ったのは『現在進行形』で、be動詞と動詞ingで表わすよ」と説明し、文法の理解を深め、応用力をつけていきます。
このクラスでは、スピーチを書く練習を宿題にすることが多いです。
私がCue Stripと呼ぶ細い紙を使っています。
その細い紙には、文を書くきっかけになるイラストが描いてあって、イラストをヒントに一文が書けるように練習します。
スピーチでも、イラストを思い浮かべるだけで文がすらっと口から出てくるようになり、聞いている人とアイコンタクトを取りながら話すことができるようになると思います。
speech.pdf